■コミュニケーションの定義
当報告会で言う「コミュニケーション」とは、意思の疎通、心の通い合いを伴うものとする。すなわち、上記を伴わない、目的としない「交流」はコミュニケーションとは定義しません。
『「コミュニケーション」は、情報の伝達、連絡、通信の意だけではなく、意思の疎通、心の通い合いという意でも使われる。「親子の―を取る」は親が子に一方的に話すのではなく、親子が互いに理解し合うことであろうし、「夫婦の―がない」という場合は、会話が成り立たない、気持ちが通わない関係をいうのであろう。』(出典:デジタル大辞泉)
■目的
当報告会の目的は、参加された方が、今後コミュニケーションを成立させたい場面で少しでも役に立つ内容を提供することです。当事者と定型発達者、当事者間で起こる非コミュニケーションを元に講師が仕事、生活を通して学んだ内容をまとめていければと考えています。
■内容
ごく当たり前で基本的なことを踏まえ、定型の方が使いこなしてはいるが説明されない事柄を中心に学んでいきます。一方的に自分の話したい事柄だけを話す、ひたすら聞き役に徹する(その実、上記が無い)非コミュニケーションと上記コミュニケーションの違いはどこにあるのか?
などを元に非コミュニケーションに陥る理由、コミュニケーションが成立する条件を明らかにする形を予定しています。